「バター」には有塩と無塩がありますが、お菓子作りで使うバターは殆ど「無塩バター」になります。
お塩が入っているか、入っていないかの違いですが、みなさんそのまま味見したことありますか?
私は、初めて無塩バターを舐めた時、まずっ!って思いました。
普通のバターは美味しいのに、塩が入っていないだけでなんで不味いのか?
お料理でも塩は大事ですよね。
「いい塩梅」なんて言葉があるように、ちょうどよい味付けには塩は欠かせないですね。
だからこそ、お菓子作りで有塩バターを使ってしまうと、塩加減の調整ができなくなります。
お料理に使うバターって、多くても大匙1杯くらいですよね?
でもお菓子に使うバターの量って、びっくりするくらい多かったりしますよね。
有塩バターを使ってバターケーキなんて作ったら、めっちゃショッパくなっちゃいます(;^_^A
また、「ケーキ用マーガリン」なる物もありますが、マーガリンはバターとは全く別物なので、お菓子を作る時はできるだけバターを使いましょう!
さてさて、ここからが大事なお話なのですが、
お菓子のレシピによって、バターの役割が違うって知っていました?
バターは大きく3つの形状で使います。
1.冷蔵庫で冷えた硬いバター
2.指が入るくらいの柔らかいバター
3.黄色い液体になっている溶かしバター
1の硬いバターは主にパイを作る時に使います。バターを生地に練り込むのではなく、硬いバターを生地と一緒に薄く伸ばして重ねて、層を作る為です。
だから、柔らかくしてしまったバターではパイは作れないですね。
2の柔らかいバターのレシピはだいたい「バターを白っぽくなるまで良く混ぜる」みたいなことが書いてあるはずです。
白っぽく=空気を含ませるということなので、ふんわりさせたいカップケーキとか、バターケーキで使いますね。
3の溶かしバターは、マドレーヌやフィナンシェで、主に生地をしっとりさせる目的で使います。
バターの準備で一番面倒!と思うのが、冬の2番。
バターを常温に出して置いても全然柔らかくならない季節の時。
こんな時、「面倒だからバターをレンジでチンして柔らかくしちゃおう!」などと、ズボラが前面に出てくると、お菓子も途端に美味しくなくなります。
レンジはダメです。一度溶けたバターは元の性質に戻らないし、風味も落ちます。
頑張って湯せんしましょう!
えー湯せんって、面倒じゃない?
湯せんしすぎたら結局溶かしバターみたいになるし・・・
直火じゃダメですか~?(笑)
って思ったあなた!
私と同じ貴重なズボラ人材です。
そんなあなたに朗報です。
製菓学校時代に、とある先生に教えてもらった秘密の裏技、教えちゃいます♪
レンジも湯せんもしなくて、どうやって溶かさずに柔らかくするか。
それは!
自分の手の熱で溶かします(*’▽’)
(もちろん教科書には書いてありません)
まず、ボールに硬いバターを入れて、気になるなら手袋をして、
手でモミモミつぶします。
すると手の熱で程よく柔らかくなるのです!!
めっちゃ楽~♪←ズボラの発言
ただ、柔らかくなると手袋にバターがついてくるので、バターの量が少ない場合などは指先だけでも良いかもです。
手、冷たいけどね(笑)
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